2014年10月11日土曜日

つめたいオゾン 唐辺葉介

"脳は、自分にとって不都合な事実でも、感情と共存し難い事実でも、全てを明白にしてしまう。そして明白で疑う余地のないものになってしまえば、もう受け容れるほかない。こうした論理の働きのせいで、自分はどれくらいの数、不本意な事実を心のなかに受け容れて来たのだろう。嫌いな相手の言い分と、それを言わせた心情を、どうして理解出来てしまうのだろう。"

2014年8月17日日曜日

バーナード嬢曰く。

バーナード嬢曰く。グレッグ・イーガンのコラムより抜粋

"『万物理論』という長編に、自発的自閉症協会のロークという人物が出てくる。
「愛情とは、自分が愛している人々を、自分自身を理解するのとほとんど同じかたちで理解できるという信念にほかならず、その信念をもてば脳から快楽という報酬をもらえるわけです」
 愛情とは、他者理解という錯覚に脳が快楽を与えることで成立する、自己欺瞞能力であるとロークは言う。
部分的自閉症である彼は、愛情への飢えがあって報酬がない。移植で治せるのだけど、欺瞞であるとわかってしまっているので、いっそ脳の飢えを与える部分も切除して、完全自閉症になることを求めている。考え方によってはこれも「治療」だ。身も蓋もない話だが、「人間性ってなんだ?」と考えさせられる。"

2014年4月4日金曜日

ユメミルクスリ・あえか

ユメミルクスリ・あえかルートまで、全部終わり。(ネタバレあり















未遂で終わったこともあってCarnivalよりもだいぶマイルドな終わり方だ。
でもやっぱこういう風になる作品はあってもおかしくないよね。
俺はもういじめを題材にした作品とか飽き飽きだけど。元々特に好きではないし。
いじめてる方もいじめられてる方も、どちらにも感情移入したくないしこだわりも無いから胸のムカつきのやり場に困る。いじめてる側が因果応報を受けててもすっきりするというより渋い顔になってしまう。
悪い奴らはしねばいいけどねー。まぁシナリオ上の都合で悪者にされてしまってるキャラクターにそこまで憎悪は抱けませんよ。
ていうかホントにCarnivalハッピーエンドみたいなルートだな。あえかは。Carnivalとは家族との関係性が違いますなー。

しかし、声を気に入ってた声優さんが悪者で、しかもこんな殺し方(死んでなかった)されるだなんて、ちょっと流石にしょんぼりする。
Carnivalの渡会泉の演技すごい好きなのになぁ…。

結局ユメミルクスリはねこ子ルートが一番良かったかな。キャラ萌え要素が大きいけど。
弥津紀ルートの生へのぼんやりとした不安に対する解決策ってのも、割りかしいいなって思った。その方法は頭に無かった。あの展開好きでは無いけど。



ここの「駄目だなあ俺は。女の子ってものが、ぜんぜんわかってない」って文めっちゃ面白かった。
ここら辺のセンスはすごい好き。
ブラックジョーク。



エロゲって、面白い話はたくさんあるんだけど、文章には惹かれるものほとんど無いのが残念。エロゲやってると、小説読まなきゃなぁって思う。

あと題材かぶりが非常に激しい。あれもこれも似てるってなるとこのなんとも言えない気分になる。
別にどうこう言うアレは無いんだけども、単純に、飽きる。
学園物イコールいじめがほとんどか?エロゲ自体、浮いてる女の子多いしね。



そうそう、シリアスな物語に出て来る女の子じゃないと好きになれないってのは、なかなかいい着眼点だった。
考えてもみれば問題はそこなんだなぁと、うんうん。
のほほんと日常を過ごす女の子には切実さが足りないんだよ。申し訳程度に起こるハプニングは茶番だし。
それすらも起こらない作品なら、ようやく楽しめるかもしれない。それくらい何も起こらない空っぽなキャラ萌え作品ならやってみたい。
ていうか最初から最後までハッピーなだけの楽しい作品もやりたいと思ってるんよ、マジで。

2014年4月3日木曜日

ユメミルクスリ・ねこ子・弥津紀

ネタバレもありなのを先に断っておきます。










ねこ子ルート終わり(たぶん

希実香を思い出すような感じだけど、思ったより違った。屋上で牛に会うシーンと墓石の上でダンスを踊るシーンくらいか。

クスリで妖精郷を探すのをやめろって言いながらセックスで妖精郷見つけるのがウケる。
細かい部分は説明せずにとにかく雰囲気とノリで突っ切るのは嫌いじゃない。説明不足なのもあえて一から十まで言わんでも感じ取ってもらえるだろーってな風で。これは大体においてこういうもんでーっていう、その感覚をわかってくれるような人を対象にしてる。
一般的にクラスヒエラルキーものもそんな感じある。
しかし親にギャグを言わせるととても寒い。滑ってる。

ねこ子のデザインがとても好み。あざと可愛い。ギャップは特に萌え…はしなかった。個人的に。
まぁ無理してねこ子演じる辺りは良かったけどね。

エンディングはファンタジーだなー。まぁいいんじゃない、優れたデザインがクスリから産み出されるのって納得出来るし。
いろんな問題を随分と端折ってさっくり都合良く解決させんだなーってのはあるけど、そこはいいや。無駄な部分は省いてある。
ねこ子可愛かったねーが8割。


希実香エンドは最高っ!



弥津紀ルートは、うーん……というか、全体的にシナリオ微妙。説明不足なとこもありボリューム削ってるから薄いよね。
あーなんかそういう感覚を抱いて日常を過ごす女の子とのハチャメチャラブなんだなー程度の面白さ。
悪くないけどもっと面白い作品はあるしっていう。
ライターはどうせ誰かもよくわからん人なんだろうなーって感じする。
適当なことを言うともっと書くことあったけど間に合わせで完成させたんだろうなっていう風に見える。このゲームって妹ルート存在してないけど、これ作りかけのを共通にぶち込んでるでしょ?




ところで最近掴みどころの無い人間だと何度か言われましたけども、うーんまぁ確かに掴みどころのある人間ではないよなぁとか、逆に掴みどころのある人間ってどんなだろうなぁとか、わかりやすい考えを持っている人間ですかねー。
夢!希望!目標!日々努力!みたいな。

2014年1月5日日曜日

『朧村正』



 朧村正の死狂やってる。一撃死モード。百姫伝通常エンドまでクリアした。7時間30分。ボスではどれも苦戦というほどの苦戦はせず、何度か死にながらパターン覚えて、ミスさえなくせば倒せた。そのミスというのはワンミスも許されないから時間はかかったけども楽しい。

 難しかった順は、一本だたら>雷神>鵺>輪入道>[ここから簡単]>不動明王>雪之丞>大鬼、青坊主。どれもやり直したら簡単そうだし、雷神の太鼓が避けにくいくらいか。基本的にダメージキャンセルさえしてれば死ぬ要素はほとんど無い。

 鬼助伝もやろうかと思うけど、やっぱりこっちの方が苦戦したボスが多いので怖い。 虎姫・小夜・土蜘蛛はどれも強かった記憶がある。移動とレベル上げが面倒だなぁ。
 ちなみに初見で真エンド+魔窟コンプまでに40時間かかってる。作業の時間も長いとはいえ上手くなったんだなぁと実感する。

2014年1月3日金曜日

『極限脱出 9時間9人9の扉』と『VVVVVV』

 二つともクリアした。


 999はセールで購入したiOS版。DS版でやる方がいいね。パズルを解く過程にもストーリー上の意味があるし。俺はボリュームいらないし物語知れれば良かったからiOS版でも満足した。
感想は、アレとほとんど変わらないなってところ。つまらなくもないけど予想通り過ぎてそれほど驚きはしなかった。PSplusで善人シボウデスも遊べるから、そのうちそれもやろう。


 VVVVVVはsteamセールで購入してすぐプレイ。3時間ほどでクリアした。


 味方を引き連れて進む箇所で詰まってイライラした。ICOもそうだけど、自分で操作できないもどかしさはつらい。悪いとは言わないけど、個人的にはすきじゃないかな……。そこ以外は死にまくっても楽しかったかな。音楽めっちゃいいし。
 Super HexagonといいVVVVVVといい音楽が好き過ぎてもっとこの会社のゲームしたい。もとい、別のゲームに音楽提供して欲しい。
 死にゲーは好きなのか嫌いなのか判断がつかない微妙なライン。アイワナビーザガイなんかは見るだけで嫌になる。と言ってもゲームの本質的には何も変わらないか。見た目がふざけてるからかもしれない。

 とにかく、死にゲーをやるなら操作性命。それとリトライの快適ささえあれば遊べる。このゲームは操作性は快適というほどでもなかったかな。歩き始めちょっともたつくのか、慣性なのか、あまり気持ちよくはなかった。ゲーム性と言ってしまえばそれまでだけど、自分が動かして楽しいかどうかが全てだから。ありえない動きでも楽しければいい。
 リトライの快適さは理解してるゲームがほとんどで、死にゲーと呼ばれている作品は大体テンポがいい。だけどあまりテンポが良すぎても同じところで詰まる。今日やった時に一息ついたらクリア出来たんだけど、そういうのも必要だね。チェックポイントで詰まったら一つ前に戻しますか?って選択肢が出るゲームがたまにあるけど、あれもなかなかいいシステムだと思う。ハマりを抑止するためのものだけどね。そういったゲームシステムの根幹は、いい加減共有していって欲しい。インディーズゲームだったりXBLAだったりの小規模なDLゲーの方がよっぽどストレスフリーに出来てるよ。
 最近のゲームは合間合間のロードだったりリアル寄りにしたモーションだったりが鼻につく。PS時代なのかな。ロードを待つのが普通になったのは。古いゲームをやるとそんなに面白くは無いけど快適性のおかげで遊べると感じることがよくある。ファミコンの魔界村ですらちょっと楽しいかもって思ったよ。レッドアリーマー倒すだけで満足しちゃったけど。難しすぎ。
 まぁGTAみたいなのがリアルじゃないモーションしてても萎えるけどね。Max Payne3のTPSでのモーションが好きじゃなかったけど、かと言って非現実的なGoWのカバーアクションにするのもどうかと思うし……良かったり悪かったりはあります、ってことで〆

2014年1月1日水曜日

2013年プレイしたゲーム50本総まとめ

 一時期はゲームなんてやらずに本ばっか読んでたこともあった今年度。最近は適当な周期でゲームにハマる時期と本にハマる時期を繰り返す。
 近頃は周囲でブームが巻き起こるFF14に後ろ髪を引かれつつも俺は一つのゲームをやり続けるのではなくいろんなゲームを遊ぶんだ!という固い意志(常に揺れ動いている)と、いつかやりたかったからセールが来たこの機会に買うしかない…という脆弱な意志とともに過ごしている。

 そうこうしながらもそれなりにいろんなタイトルを遊んだので、5つ星評価で今年遊んだゲームをズラーっと並べてみよう。PCゲー・据え置き・携帯機まで含めて。機種はPC,xbox360,PS3,3DS,VITA,iPhone,その他。ソースはraptr、ついったー、頼りない自分の記憶、その他ゲーム履歴から引っ張り出す。時系列は恐らく正確ではないが大体プレイ順に並べる。基本的にはストーリークリアを条件とする(例外もあるかも)。今からちょっと頑張ってみる。


★★★★★ 『Legend of Grimrock』 platform:PC/genre:3DダンジョンARPG/play time:25h
 2013年の俺はダンジョンから始まった。(https://twitter.com/BUMPofKeN/status/285949015034560512)というTweet通りに、どうやら俺は年をまたいでLegend of Grimrockを遊んでいたらしい。このゲームはここ最近遊んだゲームの中でもピカイチで、3DダンジョンRPGというジャンルの復興を願うきっかけとなるソフトだった。

★★★☆☆ 『Snapshot』 PC/2Dアクションパズル/13h
 アイディアは優れていてそれを徐々に昇華していく中盤までは良かった。後半は意地の悪い仕掛けもあり最後まで楽しみながらクリアすることは出来なかった。(クリア自体はしたよ

★★☆☆ 『Borderlands2』 xbox360/FPSRPG/ストーリー終盤まで
 Borderlands1の情報が発表された時が懐かしい。当時はファミ通xbox360を毎月購入していて、情報が明らかになる度に待ち遠しさが募っていた。まさに理想であったこのゲームにハマり切れなかった原因は、操作感(エイム感)と移動の長さにあると思っている。FPSにはどうにもエイムがしっくり来ないゲームというのがよくあって、動きがぎこちなく感じるゲームには没入しきれない。

★★★★★ 『DARK SOULS』 PC/ARPG/63h
 星5を付けるにはやり込み不足だとは思う。まだストーリークリアまでしかやっていないが、今年遊んで良かったと思うゲームの一つ。2が出てやりたくなったらこれやり込もう。

★★★★☆ 『Hotline Miami』 PC/見下ろし型2DSTG/11h
 ゲーム体験とビジュアルとストーリー。そのどれもが一級品のインディーズゲームだった。

★★☆☆☆ 『Deus Ex:Human Revolution』 PC/FPSRPG/13h(未クリア)
 オープンフィールドとステルスアクションは相性が悪い。この場面を完璧にこなそうとリトライするたびに長いロードを挟まるのが興を削ぐ。また育成システムが面白くない。能力でやりたいことを増やせる代わりに、やりたいことが能力で制限されてしまう。経験値を稼ぐためには必要のないハッキングや探索作業をわざわざやらされることが苦痛だった。ストーリーは興味深いのでクリアはしたい……。

★★★★☆ 『The Cave』 PC/2Dアクションパズル/9h
 アクションとパズルとストーリーテリングの融合。皮肉の効いたシナリオと、温かみのある演技に冴えたブラックジョークを混じえプレイヤーを誘導するナレーション。若干ステージの繰り返しに飽きがあったものの、全キャラクターでクリアしようと思えるくらい、パズルにもシナリオにも没入出来た。

★★★★☆ 『Jet Set Radio』 PC/スケートアクション/8h
 昔からスケート(スノーボード)アクションは好きだった。当時SSXトリッキーはたくさん遊んだし、Skate.シリーズも全て楽しんだ。リバイバルしたSSXも発売日に買って遊んでいた。その流れでJSRをやらないわけにはいかない。HDリメイクされたグラフィックは今でもオリジナリティがあり通用するし、音楽だってサイコーだ。不安視していた操作感だが、これがまたとても良かった。簡単過ぎるのでは?だとか、動かしにくいかも?なんて思っていたことは杞憂であった。ただ、その難易度が問答無用の絶大な力を持ちプレイヤーに襲いかかるNPCと、不完全なカメラワークに起因する部分が多いことには閉口せざるを得ない。しかしそれを補って余りある操作性の良さ、小気味いいサウンドと軽快な動きにはゲーム体験の楽しさが詰まっている。惜しむらくはオンラインプレイに対応していないことと、フリースケートが存在しないこと。もちろんHDリメイクに望むのは酷なのは理解している。つまり、新作を待ち望んでいるのだ……。

★★★★☆ 『NiGHTS into Dreams...』 PC/アクション/ストーリークリア
 セガのアクションって不思議なゲームが多いね。どんな風に楽しむかさっぱりわからなかったんだけど、やってみたら面白かった。独創的。

★★★★☆ 『Super Meat Boy』 PC/2Dアクション/11h
 中毒性のある激ムズ横スクアクション。とにかくテンポ良く動きテンポ良く死ねる。死ぬのが快感にすらなってくる。

★★★★★ 『Mark of the Ninja』 PC/2Dステルスアクション/12h
 忍んでもいいし殺してもいいし見つかっても逃げ切ればいい。基本のステルスに忠実でありながら幅のあるプレイスタイルを許容し、理不尽さを感じさせない楽しさが特徴。音・視界が全て視覚的に表示されている、実にゲームライクなシステムは非常に完成度が高い。

★★★☆☆ 『SpaceChem』 PC/パズル/13h
 悩み抜いて解いた時の爽快感は抜群。組み上げた回路をぼーっと眺めるだけでもちょっと楽しい。だが如何せん難易度が高い。プログラミングをゲームとして楽しく遊ばせるにはいい教材になるんだろうけど、自分には難しすぎて途中で挫折してしまった。それでもかなりいいゲームだと思う。

★★★☆☆ 『Dragon's Crown』 PS3/2Dアクション/多分ハードクリアまで
  今の時代にこのグラフィックのゲームを出してくれるというだけでもヴァニラウェアには一生着いて行きたいと思っている。ゲーム内容は可もなく不可もなく……。

★★☆☆☆ 『Metro 2033』 PC/FPS/4h(未クリア)
 トンネルの中の閉塞感と弾薬不足に息苦しくなるゲーム。唯一無二の良さも理解出来るが日本語化出来ないのと全体に漂う息苦しさに進めるのがつらい。これもクリアしたい……。(今調べたら日本語化出来るようになってた

★★★☆☆ 『Serious Sam 3: BFE』 PC/FPS/13h
 初代シリサムをやったときに操作感とゲームコンセプトをすごく気に入った。FPSの楽しさの原点はここに詰まっている!当然期待して始めたのだが……道に迷って更に3D酔いした。以降触る気が起きず。そのうちまた遊びたい。もしくは初代を。

★★★★★ 『エルミナージュ2』 DS/DRPG/ストーリークリアまで
 星5を付けるべきか否か。楽しかったのは勿論だがもっともっと遊べる。絶対面白いに違いないと憧れを抱いていたWiz系RPGを、期待通りに楽しませてくれた偉大なゲーム。でも原点も遊ばないとね……。(PS版リルガミンサーガは買ってある)

★★★☆☆ 『デモンゲイズ』 VITA/DRPG/45h
 確かに悪くはない。けどデモン召喚のシステムはあまり面白くなかったのでやり込む気は起きず。どこが微妙なんだろ?んー……。まぁストーリークリアまでは普通に楽しめた。

★★★☆☆ 『The Last of Us』 PS3/TPS/一周クリア
 ゲーム部分があまり面白くない。グラフィックはすごい。シナリオもまぁなんか良かった気がする。どうだろ?うーん……。

★★★★★ 『朧村正』 VITA/2Dアクション/真エンディング+魔窟全クリ
 若干の不満はありつつも美麗なグラフィックと気持ちのいいアクション、鬼助編のシナリオも自分好みで良かった。これをやった時にヴァニラウェアのゲームは見た目だけじゃなかったんだと感動した!DLCにも期待大。死狂はちょっとやりたくないかも……w(ちなみにオーディンスフィアとグリムグリモアはPSNで買うだけ買って満足してた)

★★★★☆ 『Devil May Cry』 xbox360/アクション/ストーリー終盤
 結構古いゲームなのに完成度高い。今やると、という部分も無いでは無いがそれも一つのゲーム性だと容認できてしまう。何よりアクションが気持ちいい。カッコいい。

★★★★☆ 『Super Hexagon』 PC/アクション/7h
 どうにかHARD,HARDERで60秒生き残ることは出来た。HARDEST以上はもう無理……。これまた操作はお手軽な激ムズアクションで、初めのうちは最低難易度でさえ数秒で死ぬ。だけど何度も何度も挑戦する。次第に腕が上がると少しずつ生き残れる時間が伸びていく。その繰り返しがひたすらに楽しい。盛り上げる音楽もビジュアルも素晴らしく、没入するのに邪魔な障害は何も無い。無心で壁を避け続ける。

★★☆☆☆ 『Fez』 XBLA/2Dパズルアクション/8h(未クリア)
 クリアしてない。終盤?っぽいけどどこで何をすればいいのやら。初見では感動したギミックも、ただ探索が面倒になっただけかな……。あまりパズル的な面白さは無かった。それ以外の謎解きが難しい。

★★★★☆ 『悪魔城ドラキュラHD』 XBLA/2Dアクション/28h
 ファンがいるのにも納得できる骨太アクションだった。DLCも買ったしまだ遊ぶ。

★★★☆☆ 『Iron Brigade』 XBLA/ロボットアクション/11h
 箱○ゴールド無料ゲー。割りと楽しんだ。

★★★★★ 『Dishonored』 PC/ステルスアクションFPS/18h
 今年一番と言っても過言ではないくらい面白かったステルスアクションゲーム。操作感は良く、収集要素も能力を上げるために必要かつ集めること自体がゲーム性の一つとなっていて、苦痛にならないしむしろ楽しめる。プレイスタイルの幅も広く、自分が楽しいと思える遊び方で遊べる。惜しかった点は実績を回収するためにチャプターセレクトを利用しようとしたら、チャプターセレクトは使ってはいけなくて通しプレイが要求されるということ。

★★★★☆ 『カルドセプト』 3DS/ボードゲーム/ストーリークリア+対戦ちょこっと
 ボードゲームをみんなといろいろ遊んでいた流れで再開。デッキを改良しながらストーリー進めるの楽しかった。

★★★☆☆ 『ファイナルファンタジータクティクス』 PSアーカイブス/SRPG/ストーリークリア
 シナリオが良かった。シミュレーション部分はそこそこ。レベル上げは好きじゃない。SRPGは弓が強すぎて本当に……。楽しめそうなジャンルだけどあと一歩ハマれない。

★★★★☆ 『かまいたちの夜』 PSアーカイブス/ADV/ストーリークリア
 428で触れたこのシステムだけど、やっぱり最高だった。

★★★★★ 『裏技麻雀~これって天和ってやつかい~』 PSアーカイブス/麻雀/ストーリー途中
 個人的にこのゲームを推したい。麻雀放浪記を読んだ流れでこのゲームも遊んでみたんだけど、なかなかどうして面白いじゃないか。裏の世界の雰囲気は出てるしシステムも練られてる。ちょっと難しいコマンド入力も、実際のイカサマを考えるとこれがベスト。自分のイカサマに集中してると相手にやりたい放題されてしまう。ホントに、相手の目線を避けて自分のイカサマをやろうとすると相手のイカサマを瞬時に押さえるのが難しい!過ぎてしまうと後の祭り。悔しさに唇を噛み締める。なるほどこれが本物の麻雀なのか……と感心してしまった。シチュエーションがおもいっきり麻雀放浪記オマージュで思わず笑ってしまう。イカサマテクニックも本格的。積み込み・握り・ツバメ返し・通し・ぶっこ抜き・すり替えなどなど一通り出来るし使いこなすには頭も使う。これでオンライン対戦が出来たら絶対楽しいのになぁ……。PSplusで遊べるので一度触ってみて欲しい。

★★★★☆ 『展覧会の絵』 iOS/ゲームブック/未クリア
 iPhoneでやるべきゲームはなんだろう……と考えた末に、それはゲームブックであるという結論に達した。やはりADV系統と相性がいい。ということで一番評判のいいこれを選ぶ。期待通りの楽しさがあった。冒険のワクワク感と、物語に対するインタラクティブな干渉と、軽いアクセントとしての謎解き要素。一周目はゲームオーバーになってしまったけど楽しかったし、分岐を頭に入れた今再びもう一度クリアを目指しても楽しめるはず。このゲームブックは戦闘要素がかなり薄いのだけど、コテコテのRPGらしいシナリオのゲームブックもやってみたい。つくづくiグレイルクエストの配信停止が惜しくなる……。ソーサリー!やりたい。(ただし日本語版が無い……)

★★★☆☆ 『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』 VC/2Dアクション/ストーリークリア
 謎解きあんま好きじゃないんだなーと再認識したタイトルだった。操作感はかなり良かった。

★★★☆☆ 『Hammerwatch』 PC/見下ろし型2Dアクション/5h
 ダンジョンを探索する見下ろし型アクション。操作感はいいし悪くはないけどボリュームも詰めも甘い。だけどこのジャンルには頑張って欲しい。

★★★★★ 『FTL:Faster Than Light』 PC/ローグライクスペースシミュ/18h
 いわゆる不思議のダンジョン系。取っ付きにくかったんだけど非常に面白い。攻略のし甲斐がある。

★★★☆☆ 『Shoot Many Robots』 XBLA/横スクアクション/9h
 箱○ゴールド無料ゲー。主にCOOPで遊んでいる。割りと楽しい。

★★★★☆ 『Monaco: What's Yours Is Mine』 PC/見下ろし型ステルスアクション/5h(プレイ中)
 COOPで役割分担をしてステージクリアするのが楽しい。ちょっと難しめ。まだやり込んでないけど多分かなり楽しめる。

★★★★★ 『Spec Ops: The Line』 PC/TPS/7h
 衝撃的なシナリオ。ゲーム部分は平凡。CoDのようなFPSを遊んでいたからこそこれをプレイするべきだというのも理解出来る。しかし、俺にこんなことを言われても……という感があったのも否めない。それだけゲームのシナリオを自分の体験として消化していたということなので、やはり優れたゲームであることに違いはない。

★★★☆☆ 『Max Payne 3』 PC/TPS/12h
 ムービー演出が最高にカッコいい。シームレスに移行する銃撃戦も楽しい。ペインキラーもバレットタイムもすごくいいシステム。恐らくクリアしたら星5に変えるし、今年中にはクリアする。
→演出過多だから中盤以降ダレた。TPSの、特にカバリングのつまらなさを強く感じた。アーケードモードは楽しい。やはりThe Club路線のゲームが必要。

★★★★☆ 『ペルソナ3ポータブル』 PSP/RPG/53h(プレイ中)
 タルタロスは単調だしコミュはホモだしプレスターンバトルは爽快感を求めるだけで戦略性なんて無いと思うんだけど、それでも楽しい。特に悪魔合体がいいね。戦闘も爽快感はある。

★★★★☆ 『テイルズオブエターニア』 PSP/RPG/33h
 2Dテイルズは初体験。流石長く続くシリーズなだけある。戦闘もシナリオ(というよりスキットを含めたキャラクターかな)も楽しい。
→クリアした。大晶霊集め終えた辺りでダレちゃったけど、まぁまぁ面白かった。 味方が突っ込んで死んでくのにイライラしたけど、考えてみたら号令で守り重視にすればもう少しなんとかなったのかな。D2の戦闘が楽しみ。

★★★★★ 『Indie Game:The Movie』 PC/映画/観た
 番外編。humble bundleに付いてきた映画。インディーズゲーム(Braid, Super Meat Boy, Fez)の開発者を追ったドキュメンタリー。何気なく見たらこれが面白くて……。今年たくさんインディーズゲームをプレイしたのもこれを観た影響があるかも。

★★★★☆ 『腐り姫』PC/ADV/ストーリークリア
 雰囲気はとても良かった。画面内をちびキャラが動き回るのは見てて可愛い。最後の展開を飲み込みきれなかったからもう一度通してプレイする必要があるなぁ。メインテーマは興味深かっただけに……。

★★★☆☆ 『雫』 PC/ADV/ストーリークリア
 これが黎明期のエロゲなんだなー。確かに惹かれる部分もある。

★★☆☆☆ 『痕』 PC/ADV/ストーリー飛ばし読み
 最初は悪くなかったけど途中で飽きた。

★★★★★ 『殻ノ少女』 PC/ADV/ストーリークリア
 この作品は良かった。何気ない時にふとあの空気感を思い出す。CG、音楽、テキストのどれもが良質だからこそ、ここまで心に残る作品になったのだろう。

★★★★☆ 『EVE burst error』 SS/ADV/ストーリークリア
 名作と謳われるだけある。全編通して質が高く楽しめた。

★★★★☆ 『バイキングぽいぽい』 VITA/見下ろし型アクション/ストーリークリア
 見た目とタイトルに騙されてたんだけど、お手軽操作で熱い対戦を楽しめる良いゲームだった。ストーリーのギミックも案外凝ってて感心。

★★★★☆ 『どぎめぎインリョクちゃん』 3DS/2Dアクション/5h
 海腹川背を思い出す作品。高難易度だが操作のテクニックを掴むと一気に楽しくなる。逆にテクニックを知らないといつまでもクリア出来ない。自分の腕の上達が実感できる良ゲー。

★★★★★ 『Strike Suit Infinity』 PC/アクションシューティング/10h
 アーマードコア+エースコンバットと聞いて惹かれる人なら間違いなく楽しめる。スペックはそれなりに必要そうだけど、値段がかなり安い(1.8ドルくらいで買った)。基本は戦闘機。ゲージが貯まるとワンボタンで即座に変形してロボットスタイルに。操作はちょっと慣れて覚えれば、アーマードコアのようにかなり無理のあるテクニックが必要というわけでもなく、思った通りに動かすことが出来るようになる。何よりも大量にロックオンしてミサイルを一気に発射するのが気持ちいい。ボーナスラウンドではエネルギーの制限なく撃ちまくれるのがとてもありがたい。援軍を呼ぶと巨大な戦艦がぶっといレーザービームを放って応戦してくれる。最近EVE ONLINEの動画を見て心惹かれたのだけど、それを想起させる宇宙規模の戦争はワクワクする。敵にも巨大な戦艦がいて、砲台や敵機を排除しつつ弱点を攻撃して撃ち落とす。時間をかけ過ぎると逃げられてしまうので、倒しきれた時の達成感はかなりのもの。倍率がどんどん上がるスコア稼ぎも楽しい。星5にするかは悩んだ。直近過ぎるゲームは評価が高めになってしまう……。

★★★★☆ 『LIMBO』 VITA/横スクアクションパズル/ストーリークリア
 配信した時期もあってBraidのパチモンかと思ってた。やってみるとこれがしっかりパズルゲーしてて、白黒で表現されるダークな世界観もあいまってクリアまで一直線で進められた。詰まったのは一箇所のみ。適度な難易度で楽しかった。ストーリーは意味深だけど悪くない。良ゲーだった。

★★★★☆ 『DOOM』 PC/FPS/9h
 今年最後、50本目のソフトはFPSの金字塔であるDOOM。撃って避ける、このFPSの原点とも言える楽しさが凝縮されたこのゲームの良さは今でも色褪せない。流石に今時のシステムと比べるとちょっと物足りないかもしれないとは思う。しかしやはりこれを正統進化させたSerious Samは素晴らしい。スポーツFPS系統もいい。確かにそれも一つの楽しさではあるけれど、スクリプトゲーであるCoD系統しかやらないのは勿体無い。


以上、50本。


★5をつけたタイトルは、
Legend of Grimrock
DARK SOULS
Mark of the Ninja
エルミナージュ2 
朧村正 
Dishonored
裏技麻雀~これって天和ってやつかい~
FTL:Faster Than Light
Spec Ops: The Line
Indie Game:The Movie
殻ノ少女
Strike Suit Infinity
の12本。 並べてみてもやっぱり全部面白いゲームだったと納得できる。
一番を挙げるならLegend of Grimrockだけど、今年発売した新作なら……と考えてみたけど該当作品が少ないから微妙。毎年思うけど、来年は発売日にゲームを買うようにしたいなぁ。
とか書いてる間に年越してた。今年もよろしくね。




"一体ゲームに何時間費やしてるの?"