プレイ時間は3時間ほど。評価がとても高く、アドベンチャーゲームにおいての昨今のゲーム史を語ると毎度出てくるこのゲームはとても気になっていた。
まず触れてみて、事前の想像通りに左右のスティックで別々のキャラクターを動かすことはとても直感的ではなく、やりにくいものだった。だがこのゲームはアクションパズルとしてなかなか出来が良く、その独特な操作性への慣れの過程が適度なアクション要素として効果的に機能していた。
また二人を同時に操作するという特性を活かしたギミックも付け焼き刃ではなく考えられたもので、兄弟で冒険をしているのだという実感を得られる楽しさがあった。
作品としてのボリュームは控えめだがそのステージは惜しみなく大きく描かれていて、場面の転換で移り変わる壮大な景色は魅力の一つ。ちょっとした小物に触れると兄弟でリアクションが異なっていて、そんなところからも個々の性格の違いと生きているキャラクターとしての表現の巧みさを感じ取ることが出来る。
次第に習熟してきた操作練度は、右側が弟で左側が兄なんだなと、そう認識して動かせる程度にはなってくる。
ここに来てゲームとして遊ぶこと、キャラクターを操作することの意義が生まれてくる。
ここから先は実際に遊んでみて欲しい。
ゲームにおけるストーリーテリングのあり方の成功例の一つとして、このゲームはアドベンチャー史に刻まれているのだろう。
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