2013年12月4日水曜日

『ペルソナ3』に触れて

[いい点]
音楽。サウンド、攻撃の効果音がいい。連続して攻めることが出来るシステムもあいまって爽快感がある。弱点を突いて連続攻撃するのがアクションみたい。
プレスターンバトルやられ過ぎることもやり過ぎることもなく、初見のフロアボスでも妥協せず倒そうとするとなかなか熱い戦いが出来る。
不安視していたのが、初見の敵は弱点をまず探り、一旦全滅して弱点を覚えてから再戦し、余裕で倒す、の繰り返しになるのではないかだったのだけど、アナライズを活用すれば初見でも対応が出来た。
全滅しそうなところからアイテムを利用したて直し、弱点を攻め立てて倒したバトルは高揚感が得られた。
アナライズの仕組みは調べてみるとどうやら3は経過ターン数で、4は攻撃を当ててデータを蓄積していくらしい。個人的にはいい方向に改善されたなぁと思ってる。
主人公のみペルソナを変更しながら戦えるのもポイントが高い。
ペルソナ育成・合成は面白味を感じる。
ペルソナ育成を楽にするためのコミュシステムもいい。(しかしコミュが男とばかり発生しているのが困る
技を継承したりランダムに技を覚えたりスキルカードがあったりは楽しい。
ラッシュ(オート戦闘)の快適さが抜群。演出カットは無いけれど、これでも十分テンポが良くなって楽しめる。戦闘中ほぼいつでも押せて行動も早送りになり気持よくバシバシ攻撃が決まっていく。
一般的にMPを消費し、属性も使い分けることの出来る魔法は、物理と比べ使い勝手が良く強めになっているRPGが多いのだけれど、この作品は必殺技をHP消費にし、物理にも三すくみの特性を持たせることでそれを解決している。無効・吸収の多いピーキーなバランスでも成立するのはそのおかげだろう。

[悪い点]
ベイベベイべ言い過ぎ。
P4Uで知っていたキャラは良かった。だけど他のキャラがみんなモブみたい。魅力が無い。P4Gのキャラは好きだからその点において早くそっちをやりたくてしょうがない。伊織の勝利アピール嫌い。さっすが俺~やったぜ俺~みたいの。
全滅してからのリトライはテンポが悪い。他と比べて全滅の多いゲームだからリトライもしやすくしておいて欲しかった。タイトルに戻らず直接最新ロード読み込みとか。ゲームオーバー時の演出はカッコいい。
セーブポイントもテンポが悪い。
タルタロス登頂は世界樹の迷宮みたいなセーブ、帰還システムだと楽しいんだけど、これはいまいち。ほぼいつでもセーブ出来るようなもんの割りにいちいち戻らなくてはいけない煩雑さがある。
まだ一つの階層が短いからそう感じる、というより、世界樹がそこを改善してきたのだろうか?
タルタロスは一回で制限まで登り切ってしまう。間を繋ぐコミュでダレる。ポータブルでいろいろと改善されてるとはいえこれじゃあちょっと。
ただコミュと戦闘を融合させたシステムは評価に値する。だがそのバランスが悪い。
ペルソナ2はどうだったんだろ。わからないけど。多分P4Gは良くなってるのでしょう。
シンボルエンカウントは個人的に好きで、気を抜くとフィールド上にいる敵を全部虱潰しに倒してしまう。しかし、シンボルエンカウントにつきものの先制攻撃とか敵の奇襲、これはそんなに楽しい物なのかな。せめて攻撃出さなければ通常エンカウント、なら構わないのだけど……。


PS:
ところで殻ノ少女のブログタイトルを"~を終えて"にした流れで、"~に触れて"にしたのだけれど、別に感傷的でもないゲームにこのタイトルを使うことは非常に違和感がありますね。どうでもいですけど。でも統一感持たせたかったんです。

PS:PS:
これを書いてからもう少し進めたところ。
戦闘の難易度が上がってきた。気を抜くと開幕でウィークポイントの全体魔法連発で死ねる。でも主人公だけがペルソナを変更出来るってシステムはまぁ良かったかな。全キャラが変更出来るってのも個性が無いし。
危惧していた初見の敵はまず弱点を探りながら全滅し、弱点さえ見抜けば余裕で倒せてしまうようなバランスは、それに近くはあるけどアナライズやペルソナ変更のおかげで軽減されてるかな。あとシャドウ(敵)の見た目やら経験則からある程度予測出来るから楽しめる。
とはいえここら辺はクリアするまでなんとも言えないかも。システムを利用したオーバーパワーで蹂躙する楽しさは、翻って敵に蹂躙されるストレスにもなり得るので、何も出来ず全体魔法でフルボッコにされることが増えるとどうだろうか。特にシンボルエンカウントで敵にアドバンテージを取られやすいシステムなのが問題だ。もちろん対策は取れるのだけど、不意打ちで殺されることも多いのでセーブはこまめにする必要が出てきそう。やはりタルタロス登頂でのセーブシステムに、あまり面白味の無いことが痛いように思う。
ただフロアに一体いるだけのシンボルエンカウントのみなので階層で敵を避け続けてただ進むということも出来てしまう。そしてそれを目的にすると敵のアドバンテージアタックが鬱陶しい。ちぐはぐ。
直接的に関係があるのかはわからないけども、やはり世界樹のシステムはよく練られていると実感する。完成度の高さと面白さは比例しないのだけれども。

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